監修いただいた先生
前回の記事ではComiruアドバイザー新田先生に指導報告書に必要な内容は「指導内容」と「生徒の様子」であり、それらを踏まえて以下の3つのポイントを盛り込むことを学びました。
1・今日のハイライトを書く「今日は英語の三人称単数を学習しました」
2・生徒の反応を書く「苦手そうでしたが、ルールを見つけてからはスムーズに演習が行えました」
3・塾としての方針を書く「アウトプットを繰り返し理解が定着するまでフォローします」
(参考:授業内容の報告だけになってない!?保護者の心をつかむ!指導報告書作成の3つのルール)
今回以降の記事では、基本の3つのルールに加えて、上級編として生徒にあわせた報告書の書き方を学んでいきます。
指導報告書の書き方 ケース1:生徒が不安を抱えている様子を伝える場合
将来への不安やモヤモヤしていることを、直接相談してくる生徒もいれば、いつもと違う表情や態度で先生・講師が気づく場合もあるでしょう。そのように生徒が不安を抱えている場合の指導報告書の書き方です。
「将来に対する漠然とした不安を抱えている」
授業中の様子
・いつもより集中力が足りない様子。字もきたない。ペン回しをしている。
・指導中もリアクションが薄い。
・疲れてるの?と聞いたら「別に」と回答、何か不満げにしている。
・もう一度、今日は調子悪いね、何かあったの?と聞くと、ポツリポツリ将来の不安を口にする。
・具体的に何がどう不安かはわからないが、漠然とした不安、将来の仕事、今の勉強を続けた先の未来が見えていない、など。
・すぐに解決できることではなさそう。
・一通り話終わったら少し落ち着いた様子。