
大手を中心に、学習塾の集客方法は大きく変化しています。その最たる例が、ネットを使ったWEB集客です。ネットを使った集客効果は、とても大きいと言われています。かつては先進的とされていたWEB集客も、今では「できていて当たり前」の状態になりました。一方で、個人塾・小規模塾では、情報発信や導線設計まで含めてWEBを活用できているケースはまだ多くありません。
これは逆に言えば、今、WEB集客を始めれば、チャンスがあるのを意味しているのです。そこで今回は、WEB集客の特性や種類、メリット、デメリットをご紹介します。
塾の集客方法もアップデートが必要
塾の集客はチラシと口コミだった時代はもう終わり。今ではWEB集客がメインと言っても過言ではありません。保護者の情報収集行動もオンラインに移行しているため、WEB整備の遅れている塾は検討にも含まれないということも。
「ZMOT」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。「ZMOT(Zero Moment Of Truth)」とは、2011年にGoogleが提唱した、顧客が商品を購入する際の行動に関する概念の1つです。『顧客は事前に商品についてインターネットで調べており、お店に来店する前に購入するものをすでに決めている』というマーケティング理論で、この考えによると、保護者や生徒は塾・スクールについてインターネットで事前に調べていて、入塾の意思を固めてから来校する、ということになります。
逆に言えば、小規模塾でも「見つけてもらえる」ことで、検討リストに入ることができます。そこで塾の魅力をうまく訴求できれば、来てほしい生徒に来てもらえる可能性が高まります。
塾・スクールのWEB集客のために必須の取り組み
WEB集客は、一見難しそうに思えますが、実は比較的簡単に始めることができ、コストも低いのが特徴です。特に塾・スクールにおいては、今後のためにも早めの導入が推奨されます。
主なWEB集客方法としては、オンライン広告、自社ウェブサイトやブログ、そしてSNSがあります。これらはどれも取り組みやすい方法ですので、興味がある方はぜひ導入を検討してください。
塾・スクールに有効なアプローチとしては以下のようなものがあります。
- ホームページの充実化により、訪問者の関心を惹きつける
- Googleビジネスプロフィールに登録する
- オンライン広告
- SNSやブログを定期的に更新し、塾の雰囲気を外部に発信する
- WEB上で問い合わせ・申し込みを受け付ける
①自社サイトの充実化により、訪問者の関心を惹きつける
今の時代、塾選びの基準は「合格実績」だけではありません。ホームページを通じて、「どんな人が運営しているのか」「どんな想いで子どもたちと向き合っているのか」といったストーリーを発信することで、保護者や生徒の興味関心を惹きつけることができます。むしろ、あらかじめ理念に共感してくれた保護者を呼び寄せるという意味でも、塾にとってのメリットが大きいと言えるでしょう。
特に小規模な学習塾・スクールでは、大手のような広告予算がなくても、集客力や発信力を高めることが可能です。
ホームページをどのように充実させるのか、写真など見た目も大切ですが、最初に定めておくべきはターゲットです。どんな生徒に来てほしいのかを明確にしておくことで、自ずと伝える内容や選ぶ言葉が決まります。
共感されやすいテーマは「開校ストーリー」「講師紹介」「生徒の成長エピソード」などです。詳しくは以下で解説しています。
②Googleビジネスプロフィールに登録する
Google検索を用いた場合、その情報は地図上に表示され、一覧で「営業日」「お店の写真」「クチコミ」などが確認できます。駅からの距離やクチコミ、営業時間など、必要な情報をお店のサイトに辿り着く前に得ることができます。
この機能が、Googleビジネスプロフィールです。情報発信側からみると、地図という特性を活用し、周辺の地域に密着した集客対策ができるということです。これを、MEO(Map Engine Optimization/マップ検索エンジン最適化)といいます。地域に密着した集客に効果的だという点で、塾にとってMEO対策は非常に効果的です。
Google上で塾を確認したけれど、公式サイトがない、塾の名前や営業時間はわかるけれど様子が伝わってこない、などのネガティブなイメージが付かないよう、先に述べたようなWEB整備も怠らないようにしましょう。
③オンライン広告
WEB上に広告を表示するオンライン広告は、多種多様な形態が存在します。
- 純広告
- アドネットワーク
- DSP
- アフェリエイト広告
- SNS広告
- 動画広告
など、目的に応じて選べる選択肢が豊富です。
これらは即座に始められる利点があり、専門的な知識が必要になる場合は外部委託も検討できます。一度運用方法を理解すれば、継続的な効果が期待できます。
④SNSやブログを定期的に更新し、塾の雰囲気を外部に発信する
多くの学習塾では、チラシやホームページなどで情報発信をしていると思います。どこにある、どんな塾なのか。時間割やシステムについて、合格実績など。
SNSやブログで発信する内容は、それらとは分ける必要があります。SNSを使うメリットを理解し、その効果が最大限に現れるように工夫しましょう。
SNSを活用するメリットは以下のとおりです。
- 低コストでターゲティング広告ができる
- 拡散力があるため、幅広いユーザーにアプローチできる
- DMなどで直接コミュニケーションが取れる
SNSの便利なところは、エリアや属性などでターゲティング広告が設定できるところ。また、具体的な学校名を明記することで、検索している人、つまりターゲットに見つけてもらえやすくなります。
全体像を語るのではなく、ニッチな情報を発信して「短時間でも役に立った」「わかった気がする」と、伝えたい相手の「コスパ(コストパフォーマンス」「タイパ(タイムパフォーマンス)」を高めることを意識してください。
具体的な発信内容や、拡散を狙ったアプローチの仕方については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
⑤WEB上で問い合わせ・申し込みを受け付ける
WEB集客にシフトするということは、問い合わせや申し込みをWEB上で行うということになるでしょう。その際、いつどのタイミングで問い合わせがあったのか、誰(スタッフ)が受けたのか、どんな内容だったのか、保護者や生徒の情報、体験授業参加の有無など、履歴を追えるようにしておきましょう。
Comiruのような塾専用システムなら、最初の問い合わせから入塾、その後の成績管理までをすべて生徒1人に紐づけてデータ化し、アクセスできるスタッフなら誰でも履歴を確認することができます。保護者からの問い合わせを電話で受けて、メモに残して机上に置いて、授業に入ってしまってそのまま忘れていた…そんな心配がなくなります。
まだ電話やメールがメインだという塾・スクールは、これを機にシステムの導入、少なくともスプレッドシートなどのデジタルツールで管理できるようにしていきましょう。
塾・スクールのWEB集客まとめ
塾の集客は、これまでの口コミやチラシだけに頼る時代から、WEBを活用する時代へと確実に移行しています。保護者や生徒は、来校する前にインターネットで情報を調べ、塾の雰囲気や考え方を見たうえで検討するのが当たり前になりました。
WEB集客の大きな魅力は、低予算でも始められ、小規模塾であっても十分に勝負できる点にあります。ホームページで想いやストーリーを伝え、Googleビジネスプロフィールで地域に見つけてもらい、SNSやブログで日常の様子を発信し、WEB上でスムーズに問い合わせを受け付ける。この一連の流れを整えることで、「合いそうな塾」として選ばれる確率は大きく高まります。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。まずはできるところから少しずつ整え、塾の魅力が正しく伝わる環境をつくることが大切です。
WEB集客は、単なる集客手段ではなく、塾の価値や想いを必要としている人に届けるための土台。これを機に、自塾に合ったWEB活用を始めてみてはいかがでしょうか。
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