生徒の”ズル”に気づけるか!?Comiruでできる誰も傷つかないズル対処法と予防策 <親に対する”ズル”編>

小学生のちょっとしたウソから、高校生の達者な言い訳。前回は塾や先生に対する生徒の行動を取り上げました。今回は保護者に対する行動について解説します。

監修いただいた先生

保護者に対するズルやウソ

塾の予定や課題について、保護者に隠したり、ウソをついたりするのはよくあること。それがバレて親子ゲンカに発展…なんてこともあるでしょう。基本的には、お家のことはお家で解決してもらいたいです。でも、我々にもできることはあって、それが生徒のためになるなら、できる限り対応してもいいと思っています。

 

テストや補習(居残り)があったことを親に報告しない

 

特にテストの結果が芳しくない場合、わざわざ保護者に「テストがあったんだけど悪かった〜」とは言いにくいもの。居残りもそうです。「友達とおしゃべりしていたら遅くなった」なんて嘘をついたり…。

 

まあ生徒の気持ちはわかりますが、我々のサービスに対してお金をお支払いいただいているのは保護者ですから、結果のフィードバックをする責任があります。

 

そのためにも、テストや補習などイレギュラーなイベントがある際は、保護者にも事前に連絡するようにしましょう前回と同じように、予告と直前リマインドの2度連絡に、結果報告を追加するのが理想です。

 

<予告>

テスト(補習)の実施予定日を連絡。都合がつかない場合は連絡をもらいましょう。

 

<当日リマインド>

テスト(補習)実施日に連絡。退館時刻が遅くなる可能性があるなら連絡しておきましょう。

 

<結果報告>

テスト(補習)の結果を報告。

 

Comiruなら、保護者への連絡は「指導報告書」のコメントもしくはお知らせ機能が便利です。保護者も忙しい場合があるので、アンケート機能を活用してください。選択肢に「後日受講します」など用意しておけば、保護者も回答しやすいでしょう。

居残りなどいつもと時間が異なる場合は、お知らせ機能で保護者のスマホに通知するといいと思います。

また、結果報告では指導報告書のコメントや、理解度の数値なども伝わりやすいのでおすすめです。

 

「自習しようと思ったら自習室が満席だった」

 

家ではなかなか集中して勉強できない子どもに、「自習室に行きなさい」と塾へ送り出す保護者は多いと思います。それなのに、「満席だった」とごまかして行かない。

 

こんな時には、自習室の予約(または空き状況の確認)を、保護者自らができるようにするといいでしょう。「自習室予約しておいたから行ってね」というコミュニケーションですね!

 

ちなみに、Comiruでは入退室が管理できるため、ちゃんと入室した上で席が満席だったんだな、ということが分かります。子どもの行動を管理できるツールは便利です。

 

Comiruを導入している塾で、こんな取り組みをしているところもあります。

 

ECCベストワン大宮東口校(事例紹介)

自習室もComiruによる予約制にしています。もちろん予約しなくてもどんどん来てもらって構わないのですが、親が「予約しておいたよ」と声を掛けるというアクションが大切なんです。「いつでもおいで」では子どもはなかなか来ませんよね(記事を読む)

特別講習や任意参加の講習は「誰も行かない」から参加しない

 

イレギュラーな授業は参加したくない。そんな時によく「誰も行かない」なんて平気で言うものです。仲のいいお友達が受けないから受けたくない、など。それどころか、特別講習があることすら保護者に隠してしまうこともあるでしょう。特別講習は目的があって開講するもの。生徒のためにも、もちろん塾の売り上げのためにも受けてほしいですよね。こんなケースも、保護者への2度連絡で解決します。

 

<予告>

特別講習の詳しい内容、対象者、日時などのテンプレートメッセージに加えて、お子さんが対象であることを伝える。

 

<直前リマインド>

まもなく満席になります!まだ申し込みがお済みでない方はお急ぎください、などのメッセージで、複数参加者がいることを伝える。

 

最初は生徒に参加意欲がなくても、親御さんから「こんな講習があるらしいね、行ってみたら?」と背中を押されると気持ちが変わるかもしれません。

 

先生のせいにする、授業で習っていないと言い訳する

 

成績が悪いとすぐに「あの先生の授業はわかりにくい」「習っていないところが出た」と言いますよね。心外だ!と真に受けず、ここも保護者と向き合ってみてください。

 

保護者に指導報告をきちんと行うことは基本です。せっかく指導報告書を作成しても、保護者がちゃんと見ているかどうか確認できていますか?紙の報告書を生徒に手渡しているとしたら、その後の未既読まで確認できるでしょうか。Comiruの指導報告書のように、ツールからそのまま送信できて、保護者の未既読も確認できるものがいいと思います。

 

指導報告書の書き方についてはこちらの連載で詳しくご紹介しています。

 

ちなみにエヌラボスタディでは、指導報告書を送って終わりにはしていません。伝えたいことをメッセージしておけば、保護者からの返信がチャットのように返ってきます。それって指導が延々と続いて大変じゃないの?と思われるかもしれませんが、生徒さんの学習内容や成績に関して、塾と保護者の認識を逐一揃えることができるので、結果的に保護者満足度が上がるのです。もちろん、講師による勝手なコミュニケーションは制限し、塾長の承認を得る形も取れますから、クレームになるようなこともありません。

 

生徒のズルは保護者との連携プレーで見逃さない&再犯防止!

さて、よくある生徒のズルを2回に渡ってご紹介してきました。塾を長く運営していると、もしかしたら「子どもってそんなもの」とスルーしているかもしれません。

 

なるべくストレスなく塾に通ってもらえるように、塾と保護者がタッグを組んでサポートしてあげたいですね。子どもがあの手この手で勉強から逃げるのを、塾もちゃんと追いかける。そんな体制が保護者に伝われば、塾の評価も上がるでしょう。

 

そのために重要なのは、保護者とのコミュニケーションです!大変、面倒だと思うかもしれませんが、うまく回ればこっちのもの。保護者満足度も上がり、継続率UP、退塾率DOWN、集客にもひと役買うこと間違いなしです。

 

今回ご紹介したComiruの機能

 

お知らせ機能

https://comiru.jp/feature/news

座席管理機能

https://comiru.jp/feature/seat

指導報告書

https://comiru.jp/feature/report