小学生のちょっとしたウソから、高校生の達者な言い訳。子どもですから、ウソをついたりズルをしたりということはよくあります。あまり気が進まない勉強に関してならなおさら。今回はそんな生徒の”ズル”にどう対処するべきか、新田コーチに聞きました。実際にあった事例と共に、Comiruを活用した対処法と予防策についてもご紹介します。
監修いただいた先生
塾・先生に対するズルやウソ
まずは塾・先生に対する生徒のズル・ウソについて。例えばこんなことがありました。
わたしが運営しているエヌラボスタディは、オンライン指導塾です。学習状況をリアルタイムで把握するために、ZOOMのビデオ通話を活用しています。 授業中も目の前にパソコンがある環境なので、パソコンが誘惑にならないよう、パソコンで見ている画面を共有してもらいながら問題を解いてもらっていました。そしたら実際の画面ではなく、画面をスクリーンショットした画像を共有しており、実際にはパソコンで動画を見ていた!なんて事件もありました。
もちろん保護者に状況を報告し、本人にも厳重に注意したわけですが、内心「やるなぁ…」と思いました(笑) 今どきの子どもは本当にデジタルネイティブなんですね。こちらが考えもしないようなことを簡単にやってのけます。ちょっとでも「あれ?何かおかしいな?」と思ったら、疑ってみてもいいと思います。文書(指導報告書や通知表など)偽造など、信じられないような手法でごまかしてくるかもしれません。
生徒の”ズル”、よくあるのは以下のようなケースです。大抵は、生徒と保護者間のコミュニケーションの問題だったり、子どもが大人に知られたくないという心理から発生します。ですから、対処法は簡単。常に生徒と保護者の中間に立つことです。Comiruを使えばもっと簡単に対応できるのであわせてご紹介します。
「今日は家の人に早く帰るように言われているから居残りはできません」
居残りの対象になったことを親に知られたくない、単純に早く帰りたい場合に、生徒はよくお家の人のせいにします。このような場合、居残りになる可能性があることと、その基準をあらかじめ保護者に連絡しておくとよいでしょう。そして、居残りさせる場合は「決定した時点」と「直前」の2回に分けて保護者に連絡をしましょう。
<予告>
「◯◯さんは事前にご連絡していた学習基準に達していなかったため、*月*日の*時に約1時間補習を行います。ご都合が悪い場合は*月*日の*時までにご連絡をお願いいたします。」
「◯◯さんは課題の提出状況が芳しくないため、今週中に約1時間の補習を行います。座席管理システムより予約してください。どうしても参加できない理由がある場合はご連絡ください。」
<当日リマインド>
「事前にご連絡していたとおり、◯◯さんは本日授業後に約1時間補習になります。」
保護者への連絡は、なるべくメールかComiruのようなメッセージ機能を使ってください。イレギュラー対応のため、未既読の確認をする、または保護者から直接了承を得ることが大切です。Comiruの座席管理機能のように、保護者が自主的に予約してくれるとベストですね。生徒にも、今回の居残りはお家の人も了承しているんだぞ、と堂々と伝えましょう。
Comiruなら、お知らせの予約送信機能を使うと、忙しい業務でも抜け漏れなくできます。
「宿題はやったのに、家に忘れてきました」
これもよくあります。学校の成績表のコピーもよく忘れてきますね(笑)。やったのに忘れたのか、はたまたやっていないのか。これに対しては、シンプルに取りに帰らせるのが一番です。「次持ってきてね」ではいつ持ってくるかわかりません。決められた日に提出物を出す。社会のマナーです。
Comiruのようなコミュニケーションツールがあれば、保護者に写真で送ってもらうこともできます。取りに行く時間も省け、確実に宿題をやったか把握できます。ここまで徹底すれば、生徒も宿題をちゃんとやってくるようになります。
「カンニング」
最後に、ズルの定番、カンニングについてです。他人の答案用紙をこっそり見るとか、筆箱にこっそり忍ばせるとか、試験中のカンニング以外にも、宿題で解答を見るなど…。カンニングは癖になります。試験本番での不正行為は一発退場だということを身をもって分からせるために、このような行為には厳重に対処する必要があります。保護者にも報告してください。
その上で、どうしてカンニングしたのか。授業で理解できなかったのか、どうしても覚えられなかったのか、原因を突き止め、再発防止のサポートまでしてあげられるといいと思います。悪いと分かっていながら行なっていますから、反省はもちろん、2度と行わないように約束させましょう。不正行為で台無しにするより、点数が低い方がまだましですね。
机に公式を書いたりする生徒がいる場合は、ぜひ試験日はランダムな座席で。カンニングペーパーの持ち込みは、机の上には指定の筆記用具しか出さないように指示します。解答を見てしまう生徒には解答は渡しません。こちらが毅然とした態度を取れば、生徒も不正行為などできなくなります。
ちなみに、オンライン授業、オンライン学習指導を行う場合は、ZOOMなどビデオ通話機能をフル活用しましょう。手元を定点で映させる、時々声を掛けるなど、オンラインであっても一方通行にならないように工夫してください。
Comiruのオンライン授業構築システム「ComiruAIR」ならこの辺りのサポートが得意です。
生徒のズルは保護者との連携プレーで見逃さない&再犯防止!
さて、よくある生徒のズルをご紹介してきました。みなさんの塾・スクールでもあるあるな事象ではないでしょうか。共通して言えることは、生徒のこのような行動は、保護者との連携プレーである程度防げるということです。先生もお家の人もちゃんと見てるよ。バレてるよ(笑)と分からせるだけで、十分な制御になります。
そのためにも、普段から保護者とのコミュニケーションをしっかり取れるようにしておきましょう。塾からのお知らせを保護者がキャッチアップしやすい仕組みにする、写真の送受信を日常的に行う(授業風景や授業内容もあるといい)など、塾にとっても保護者にとっても、手間より便利の方が上回ると思います。
今回ご紹介したComiruの機能
お知らせ機能
https://comiru.jp/feature/news
座席管理機能
https://comiru.jp/feature/seat
オンライン授業構築システム ComiruAIR