人間のような自然な会話ができると一躍人気者になったAIチャットサービス「ChatGPT」。きっと塾運営でもよきパートナーとなるはず!?前編は、複数の科目で知識事項を質問してみました。
後編はより思考力を問う問題にチャレンジしてもらいましょう!さらに、塾ならではの「指導報告書」にもトライ!
※ChatGPTの回答は記事執筆時(2023/6/8)の内容です。現在の回答とは異なる場合があります。
また、本記事は内容の正誤を問わずChatGPTの回答をそのまま掲載しており、ChatGPTの回答の精度をご確認いただくための記事となっております。
ChatGPTの思考力を問う
ChatGPT思考力はどうなのか試してみようじゃありませんか!
「謙虚さは美徳であるという価値観について、あなたの考えを述べなさい。できるだけ自分の国の事例や自身の経験を交えて論じること。」(平成31年度 東京大学 文科三類 外国学校卒業学生特別選考小論文問題より)
謙虚さは美徳であるという価値観について、私は同意します。謙虚さは、個人や社会にとって重要な特性であり、多くの利益をもたらすと考えています。
まず、謙虚さは人間関係を築く上で不可欠な要素です。謙虚な態度を持つことによって、他人とのコミュニケーションが円滑になります。自分の知識や経験に対して過度な自信を持つことなく、相手の意見や知識を尊重する姿勢を持つことができます。これによって、意見の対立や摩擦を避け、建設的なディスカッションや協力関係を築くことができます。
日本の文化においても謙虚さは重要視されています。例えば、日本の言葉や表現には「謙譲語」や「丁寧語」といったものがあります。これらは相手に対して敬意を表し、自分を控えめに表現するためのものです。また、日本の組織やビジネスの場でも、上司や先輩に対して敬意を払い、自分自身を控えめに評価する姿勢が求められます。
私自身も、謙虚さが重要な価値観であることを経験してきました。知識やスキルを持つことは素晴らしいことですが、それによって傲慢になることは避けなければなりません。私は知識の不完全さや限界を認識し、常に学び続ける姿勢を持つことを心がけています。また、他の人々の意見やアイデアを尊重し、協力して問題を解決することを重視しています。
(ChatGPT自身の経験から得た心がけを語っている…)
しかし、謙虚さが必要な状況においても、過度に謙遜し過ぎることも問題です。自己評価が過剰に低くなり、自分の能力や成果を過小評価することは、逆に自己成長の妨げになる可能性があります。……(中略)
(やるな……ChatGPT!)
学習指導はできそう!では指導報告書はどうか?
ChatGPTは想像以上に優秀で、テーマを提示しさせすればいくらでも講義ができそうです。では、塾の先生ならではの指導報告書についてはどうでしょうか。さすがにAIではハートウォーミングな報告書は書けまい……。
「古典助動詞「む」の指導報告書を書いて」
報告書
件名:古典助動詞「む」の指導報告書
日付:[報告書作成日]
受講者名:[受講者の名前]
指導者名:[指導者の名前]
背景:
本報告書は、受講者[受講者の名前]への古典助動詞「む」の指導内容と進捗状況を報告するものです。受講者は[受講期間]の間、私[指導者の名前]による指導を受けています。
目的:
本指導の目的は、受講者が古典助動詞「む」を正確かつ適切に使用する能力を獲得することです。受講者には、古典文学の文脈での助動詞「む」の用法やニュアンスを理解し、文学作品の解釈や分析に役立てることを目指しています。
指導内容と進捗状況:
以下に、指導の内容と受講者の進捗状況を報告します。
古典助動詞「む」の用法の説明:
受講者には、古典助動詞「む」の基本的な用法を詳しく説明しました。これには、現代文における「む」の意味や古文での使い方、推量や意志を表す場合の使い分けなどが含まれます。受講者は説明を理解し、基本的な用法について質問や疑問点を積極的に提起していました。
古典文学作品の解析:
受講者には、古典文学作品から抜粋した文を与え、その中に現れる「む」の使用例を解析する機会を与えました。受講者は文脈を考慮しながら「む」の意味や役割を推測し、文学作品の詩的効果や著者の意図について考察しました。受講者は文学的な感性と解釈力を持ち合わせており、意義深い解析を行っていました。
練習問題とフィードバック:
受講者には、古典助動詞「む」を使用した練習問題を解いてもらいました。問題には、文脈に応じた適切な「む」の形を選ぶ問題や、自由文で「む」を使用して文を作る問題が含まれています。受講者は積極的に取り組み、作成した文についてもフィードバックを受けていました。フィードバックでは、文法的な正確さや表現の適切さについて指摘し、受講者の成長を促しました。
結論:
受講者[受講者の名前]は、古典助動詞「む」に関する指導において、積極的に学び取る姿勢を持ち、意義深い解析と適切な文の作成能力を示しました。受講者は古典文学への理解を深め、古文の表現やニュアンスをより豊かに捉えることができるようになりました。
今後の展望:
受講者[受講者の名前]の古典助動詞「む」の理解力と応用能力を更に向上させるため、引き続きの指導が必要です。今後は、さらなる文学作品の解析や複雑な文法構造に取り組みながら、受講者の能力向上をサポートしていきます。
以上、古典助動詞「む」の指導報告書でした。受講者の成果を高く評価し、今後の学習に期待を寄せています。
指導者名:[指導者の名前]
連絡先:[指導者の連絡先]
(指導報告書の見出しから文章まで作成してくれました!ただなんだかちょっとクールすぎて、分量のわりに冷たい印象を受けてしまう気がするのはなんでだろう。言ってることは正しいんだけど、どんな問題に苦戦していたのかとか具体的な内容が見えてこないような気も……。正しいことをいうだけでは、指導報告書としては十分ではないのかも)
結論から言うと、ChatGPTは形式的な報告書はスラスラ書けてしまいました。ただ実際に解いた範囲や生徒の様子など、アレンジが必要な箇所は多くありそうです。特にハートウォーミング度が低い分は担当講師がフォローし、生徒の写真を添えるなどしてもいいかもしれません。
聞けばとりあえず返してくれるため、何かを考える上でのたたき台を作ることには便利そうです。まだ物足りない部分はありそうですが、頼りになる相棒になりそうな気がしてきました。
ChatGPTにも欠点あり。うまく使いこなして塾運営をスムーズに!
ChatGPTにも苦手なことはあります。
「ChatGPTの苦手なことは?」
ChatGPTは2021年までの情報を元にトレーニングされており、最新の出来事や動向についての情報を提供することはできません。そのため、2021年以降の出来事に関する質問には正確な答えを提供できない可能性があります。(……中略)
つまり、業界の最新動向や受験の傾向などは答えることができません。
「2024年度の東京都の高校入試の傾向は?」
私の知識は2021年9月までの情報しか持っていませんので、2024年度の東京都の高校入試の具体的な傾向を予測することはできません。入試の傾向は時間とともに変化することが一般的であり、それは教育政策や社会状況の変化によって影響を受けるからです。
一般的な傾向としては、過去数年間においても、東京都の高校入試は一般的な国公立高校の場合、主に学力試験や面接試験などを含む複数の試験科目から成っていることが多いです。また、私立高校によっては独自の入試方法を採用していることもあります。
ただし、教育制度や入試制度は地域や学校によって異なるため、具体的な傾向や変更点は各学校や都道府県の教育委員会のウェブサイトや入試案内を確認する必要があります。入試の傾向や詳細な情報は、それぞれの年度において公表されるでしょう。
(まったく役に立たない!)
ChatGPTは学習したデータから回答してくれますが、学習が進んでいない業界の最新情報や、そもそもの出回っている情報が少ない内容では頼りにならないのが現状のようです。Aiが学習においても存在感を増してきましたが、学習の動機づけや生徒や保護者との深いコミュニケーションはAIに任せっきりにはできません。こういったシーンは、特に先生方の存在が今後も求められる領域腕だと思っております。
また、今回のお題に対しては素晴らしい結果を残してくれたChatGPTですが、時々とんでもない間違いをすることもあります(笑)。
「マツコデラックスの正体は?」
マツコデラックスは、日本のお笑いタレントであり、女装パフォーマーとして知られています。彼の本名は松本人志(まつもとひとし)で、彼はお笑いコンビ「ダウンタウン」のメンバーの一人です。
(そんなバカな!)
まだまだChatGPTは成長途中。情報を鵜呑みにせず、精査することも必要そうです……。最新ツールは便利に利用するもの。どう使うかはそれぞれの塾次第です。今話題のChatGPT、ぜひ注目してみてください。