他の先生の保護者面談を内容を知る機会はそう少ないのではないでしょうか。パターン別に保護者面談のケースと成功に導くポイントをまとめました。
監修いただいた先生
保護者面談は、塾にとって生徒獲得や保護者の信頼獲得のチャンスです。ところが、「保護者面談が得意!大好き!」という先生に、あまりお会いしたことがないように思います。「保護者と何を話せばいいのかわからない」「会話が続かずに気まずい雰囲気になってしまう」など、どちらかといえば苦手意識がある先生が多いかもしれません。
わたしは保護者面談は子どもに勉強を教えるのと同じくらい好きです。「この親御さんは子どもの将来のことをすごく考えているな」「この子はきっかけさえあればグンと伸びるな」など、目の前の親子をみて、自分がやるべきこと、塾ができることがイメージできるからです。
そんなわたしから、保護者面談がちょっと苦手な先生でもきっとうまくいく、保護者面談の極意(のようなもの)をお伝えしていきたいと思います。初回は入塾面談からです。
エヌラボスタディが入塾面談で使用しているヒアリングシートを元に、実際にどんな面談を行なっているのか、具体的なコミュニケーションをご紹介していきます。ヒアリングシートは本記事後半でダウンロード(無料)していただけます。
入塾面談前に保護者に用意してもらうものは2つ
エヌラボスタディの入塾面談は最大で60分です。長い方かもしれません。大手塾や集団塾なら30分、45分というところもあると思います。この時間内ですべての情報を得ることは難しいので、あらかじめ保護者に用意してもらっているものがあります。それが、今回の目玉「ヒアリングシート」への記入と、直近の模試など成績のわかる資料です。
ヒアリングシートへの記入は事前にお願いする
入手したい情報はすべてヒアリングシートの項目で踏襲されています。ですから、かなりのボリュームになっています。これを、電話やサイトからの問い合わせがあった保護者へ案内し、記入して持参してもらう、または写真を撮って送付してもらうよう依頼しましょう。
それでは、エヌラボスタディで実際に使用しているヒアリングシートを解説していきます。