【徹底比較】塾・スクールの授業料の決済手段、どれがいい?

「毎月の月謝回収に手間がかかる」「口座振替の登録手続きが面倒」「振込の未入金確認が大変」——決済まわりの業務に何かしらの悩みを抱えている塾・スクールの方は多いのではないでしょうか。Comiruにも年度切り替えのタイミング以外でも年間通して毎年多くのご相談をいただいております。

この記事では、多くの塾・スクール様の決済方法のお話を伺ってきたComiruが「主な決済方法の特徴と、実際に決済方法を選ぶ・見直す際に押さえておきたいポイント」をお伝えさせていただきます。


決済方法の見直しを考える教室様、実は多いんです

決済方法は、一度決めたら終わりというわけではありません。

  • 外部環境の変化:「生徒が増えてきて、今までのやり方ではまわらなくなってきた」
  • 作業負担:紙の口座振替用紙を、保護者や銀行とやりとりするのが大変

こうした状況の変化に応じて、決済方法を見直す教室様は少なくありません。

 

実際に伺った、決済方法の見直しを検討されたきっかけをいくつかご紹介します。

習い事教室の場合

  • 月謝袋での現金回収をしているが、毎月の集計作業に時間がかかっている
  • 「現金を子どもに持たせるのが不安」という保護者の声を受けて銀行振込を併用するようになり、現金と振込が混在して運用が煩雑になってきた

学習塾の場合

  • 口座振替を使っているが、もう少し手数料を抑えたい
  • 口座振替の登録に関する書類のやりとりが負担
  • 月謝引き落とし開始までに時間がかかる
  • 消込や未納連絡までまとめて一元管理したい
  • 保護者との連絡にLINE※1を使っているが、決済に関するやり取りは個別対応になりがちで負担が大きい

「うちも同じかも」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。日々の忙しさの中で運用が固定化してしまうのは自然なことですが、こうした小さな違和感こそ、決済方法を見直す良いタイミングのサインかもしれません。実際に選び直すことで、教室側だけでなく保護者にとってもメリットのある運用に変えられるケースは多くあります。

 

知っておきたい!決済方法見直しの失敗ケース

いざ切り替えようとする際に、「手数料を考えて口座振込にしよう」というように決済手段の種類だけで判断してしまうと、後から想定外の負担が発生することもあります。

 

ケース①:生徒数に対して割高な料金になってしまった

初期費用や月額費用がかかる決済サービスを少人数の教室で導入した結果、想定より割高になってしまうことがあります。生徒数がある程度いないと、固定費の負担感が相対的に大きくなりやすいためです。

ケース②:教材費やイベント代など請求金額が変わった際に対応が難しかった

月謝は口座振替に切り替えたものの、教材費や合宿費など単発の費用だけは結局現金でのやり取りが残ってしまうことがあります。毎月定額の引き落としだけを想定した決済方法だと、不定期に発生する費用への対応が別途必要になり、「決済方法を変えたのに業務がラクにならない」という状態に陥ることがあります。

ケース③:引き落とし状況の確認や未納者への連絡など、関連業務に時間がかかるようになった

決済そのものだけでなく、引き落とし結果の確認や未納者への連絡といった関連業務にも時間がかかるようになるケースがあります。保護者との連絡にLINE※1 を使っていても、決済に関するやり取りは一人ひとり個別に対応する必要があり、「これだけのために毎回個別に送るのは大変」という負担につながることがあります。

 

料金だけではなく、関連する業務も含めて実際に作業できそうか、自教室で使いこなせそうか、イメージをもって選ぶことが大切です。

次は、決済方法ごとの特徴を整理してみましょう。

 


塾・スクールの主な決済方法5つの比較

早見表:5つの決済方法をひと目で比較

決済方法 導入のしやすさ 教室側の事務負担 単発請求への対応 保護者の手間
現金払い ◎(すぐ始められる) ×(集金・釣銭管理が発生) ◯(都度手渡しで対応可) △(現金の用意が必要)
口座振込 △(消込・未入金確認が必要) ◯(都度振込で対応可) △(都度振込の手間)
口座振替 △(登録手続きが必要) ◎(自動引き落とし) △(サービスによる) ◯(登録後は手間なし)
クレジットカード決済 ◎(保護者側で登録完結) △(サービスによる) ◯(登録後は手間なし)
電子マネー決済 △(端末導入が必要な場合あり) △(都度会計向き) ◯(かざすだけ)

※上記は一般的な傾向の目安です。サービスによって対応状況は異なります。

1. 現金払い

  メリット デメリット
スクール側 導入のハードルが低く、すぐに始められる 集金・入金確認・釣銭管理などの事務負担が大きい/盗難や紛失のリスクがある/領収書発行の手間がかかる
生徒・保護者側 銀行口座やクレジットカードがなくても支払える 現金を持ち歩く必要がある/子どもに大金を持たせる不安がある

現金でのやり取りは手軽に始められる一方、集金や入金確認、領収書発行といった事務作業が毎月発生し続ける点が負担になりやすい方法です。

2. 口座振込(銀行振込)

口座振込のイメージアイコン
  メリット デメリット
スクール側 現金を扱う必要がない 誰から振込があったか照合する消込作業が手間/未入金者の特定に時間がかかる
生徒・保護者側 自分の都合の良いタイミングで振り込める 振込を忘れてしまうことがある/振込手数料が別途かかる場合がある

振込は現金管理からは解放されるものの、「誰がいつ振り込んだか」を確認する消込作業が発生しやすく、未入金者への連絡も個別対応になりがちです。

3. 口座振替

  メリット デメリット
スクール側 毎月自動で引き落とされるため未回収リスクが低い/地方銀行を含め幅広い金融機関に対応しているサービスが多い 登録手続き(用紙記入・回収・郵送など)に手間がかかる場合がある/振替エラー(残高不足等)への対応が必要
生徒・保護者側 一度登録すれば毎月の支払いを意識しなくて済む 口座の残高不足に注意が必要

多くの塾・スクールで採用されている方法ですが、登録手続きが紙だと印鑑間違いで差し戻しがあったり、保護者・スクール双方に手間がかかり、利用開始までに時間がかかる場合があります。近年はスマートフォンから直接口座登録できるサービスも増えており、この点はサービスによって使い勝手が大きく変わります。

4. クレジットカード決済

  メリット デメリット
スクール側 保護者側で登録が完結するため管理の手間が少ない/未収金リスクを抑えやすい 決済手数料が発生する(手数料率はサービスによって差がある)
生徒・保護者側 ポイントが貯まるなどのメリットがある クレジットカードを持っていない家庭には利用しづらい

クレジットカード決済は保護者側での登録・管理が中心になるため、スクール側の事務負担を抑えやすい方法です。一方で、クレジットカードを持たない家庭への配慮は必要になります。

5. 電子マネーによる決済

  メリット デメリット
スクール側 窓口での会計がスピーディーに済む/現金管理の手間を減らせる 対応端末の導入費用がかかる場合がある/利用できる決済サービスや金額の上限が事業者ごとに異なる
生徒・保護者側 現金を持ち歩かずに支払える/小銭のやり取りが不要 チャージ残高が不足していると使えない/対応していない電子マネーがある場合がある

窓口での支払い時に電子マネーを利用できるようにする方法です。現金を持ち歩かずに支払える手軽さがある一方、対応できる決済サービスや金額の上限など、事業者ごとに条件が異なる場合があるため、導入を検討する際は個別に確認が必要です。


決済方法を選ぶときの4つのポイント

決済方法の種類ごとの特徴を押さえたところで、冒頭で触れた「失敗しない選び方」について、実際に選ぶ・見直す際に確認しておきたい4つのポイントを詳しく紹介します。

ポイント1:毎月の授業料以外に、単発の請求に対応しやすいか

塾・スクールでは、毎月の月謝だけでなく、教材費・合宿費・検定料・イベント参加費といった不定期・単発の費用が発生することが少なくありません。

決済方法やサービスによっては「毎月定額の引き落としのみ」を想定した仕組みになっている場合があり、その場合は単発費用のたびに別の手段(現金や振込)で対応せざるを得ないことがあります。自塾の請求形態(月謝のみか、単発費用が頻繁に発生するか)に合った請求方法が取れるかどうかは、決済方法選びの重要な判断軸です。

ポイント2:決済だけでなく、請求書発行・未納連絡まで含めた業務負担で考える

「決済方法」というと引き落としや支払いの手段そのものに目が向きがちですが、実際の現場では、請求書の作成・送付や、未納者への連絡といった周辺業務にも一定の時間がかかっています。

  • 請求書をExcel※2 などで手作業で作成し、印刷・封入・郵送している
  • 未納者を一件ずつ確認し、個別に連絡している

請求書の作成・送付や未納連絡だけでなく、入金データと生徒ごとの請求データを突き合わせる「消込」作業も、毎月の運用負担として見落とされがちなポイントです。経理側の入金シートと生徒管理シートを別々に管理していると、この突合作業に時間がかかってしまいます。

こうした周辺業務まで含めて負担を減らせるかどうかは、決済手段そのものの比較だけでは見えてこない視点です。

 

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ポイント3:料金体系が固定費型か従量課金型か

決済サービスの料金体系は、大きく分けると「初期費用・月額費用などの固定費がかかるタイプ」と「固定費がかからず、決済のたびに手数料(定率・定額)がかかるタイプ」があります。これは決済方法(口座振替かクレジットカードか)で一概に決まるものではなく、利用するサービスやプランによって異なります。

一般的な傾向として、

  • 固定費がかかるタイプは、生徒数が少ないうちは固定費の負担感が相対的に大きくなりやすい
  • 固定費がかからず従量課金のタイプは、生徒数や請求金額が増えるほど手数料の総額も比例して増えていく

という特徴があります。自塾の生徒数の規模感と照らし合わせて、どちらの料金体系が合っているかを確認しておくと、後から「思ったより割高だった」という失敗を避けやすくなります。

 

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ポイント4:保護者が切り替えにスムーズに対応できるか

どれだけスクール側にとって使いやすい決済方法でも、保護者側がスムーズに対応できなければ意味がありません。キャッシュレス決済に慣れていない家庭がいる場合、新しい決済方法への切り替えに戸惑ってしまうことがあります。

登録のしやすさに加えて、「利用開始までにどれくらい時間がかかるか」も見落とされがちな判断軸です。紙の登録用紙を使うサービスだと、記入・回収・印鑑照合といったやり取りが必要になり、書類が揃っていても実際に使い始めるまでに時間がかかることがあります。保護者がスマートフォンから直接登録できる仕組みかどうかで、この期間は大きく変わります。

保護者側の対応が追いつかないと、結局は従来の方法(現金や振込)と新しい決済方法を並行して運用せざるを得なくなり、かえって管理の手間が増えてしまうこともあります。登録のしやすさや、保護者への案内のしやすさも、決済方法選びの重要な判断軸です。


 

ここまで読んで、「結局どの方法が自塾に合っているのか、まだ判断がつかない」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、無理に一人で決めようとせず、一度相談してみるのも一つの方法です。

 

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一つに絞らなくてもいい。複数の決済方法を無理なく併用・移行する方法

ここまで見てきたように、決済方法にはそれぞれ特徴があり、どれか一つが万能というわけではありません。実際、多くの塾・スクールでは口座振替を中心にしながら、一部で振込や現金も残っている、というように複数の方法が混在しているのが実情ではないでしょうか。

無理に一つの方法へ全面的に切り替えようとすると、保護者側の反発や運用の混乱につながることもあります。今の決済方法をベースにしながら、単発請求への対応や周辺業務の負担軽減を段階的に進めていく、という考え方も選択肢の一つです。

Comiruでは、口座振替(手数料58円/件(税別) ※3)・クレジットカード決済(手数料1.5%〜 ※4)など複数の決済方法に対応しており、請求書の作成・送付から未納者への連絡まで一つの画面で管理できます。毎月の請求項目は自動作成される一方、模試代など単発の請求も項目を追加するだけで対応できるため、月謝と単発費用が混在する請求形態にも柔軟に対応可能です。

「実際に他の塾・スクールがどうやって決済方法を切り替えているのか、事例も聞きながら相談したい」という方は、Web相談で実際の事例を交えてご案内することも可能です。今の運用を大きく変えずに、決済まわりの業務負担を見直したいという場合は、一度画面を見ながら相談してみるのも良いかもしれません。

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まとめ

塾・スクールの決済方法には、現金・振込・口座振替・クレジットカード・電子マネーといった選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。決済方法を選ぶ際は、種類だけで判断するのではなく、

  • 教材費など単発の請求に対応しやすいか
  • 請求書発行・未納連絡まで含めた業務負担はどうか
  • 料金体系(固定費型/従量課金型)が自塾の生徒数に合っているか
  • 保護者が切り替えにスムーズに対応できるか

といった視点も含めて検討することが、後悔のない決済方法選びにつながります。

 

※1 LINEは、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。
※2 Excelは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※3 別途Comiruの利用料金がかかります
※4 決済事業者による所定の審査があります。