夕ご飯をお家で食べて合格する中学受験。その価値の源泉となるコミュニケーションと効率化実現するツールがComiruです

花まるグループ 進学塾部門 スクールFC シグマTECH

お名前 代表 伊藤 潤 氏
田口 賢司 氏
本社 東京都千代田区
対象 小学生

▼課題 週2回の通塾の送迎は週2回。電話だけでは共働きで忙しい保護者とコミュニケーションが取れない ▼効果 電話をいただく場合と比べて心配事や不安点を早めに保護者から連絡をもらえることが増えた。 オンライン対応や、休講等の連絡もComiruでスムーズに行えた。

【お話をお伺いした方】
伊藤 潤(いとう じゅん)様

開成中・麻布中などの最難関ゼミの算数を担当。御三家をはじめとする難関校に多数の教え子を輩出。一方で、中学受験を始める段階での差を少しでもなくすために、花まる学習会の教室長として幼児期の教育現場にも立ち、年中から中3生までの指導に関わっている。中学受験への問題意識から「週2日の通塾、夕ご飯をお家で食べて志望校に合格する」をコンセプトとした、新しいスタイルの中学受験塾シグマTECHを2019年度に立ち上げ、その代表を務めている。その1期生2期生は、御三家・筑駒・筑附・早慶・駒東などの難関校に多数合格。 

「メシが食える大人に育てる」花まる学習会グループ

株式会社こうゆうのメイン業態である花まる学習会では、「メシが食える大人」「魅力的な人」を育てるという目標を掲げています。社会でそのように活躍するにはたくさんの要素が必要になりますが「自分はこれがやりたい」という意志、その元となる「自分の頭で考える力」、「思考力」を重視しています。この思考力を伸ばすために、花まるグループでは新しい教育法を生み出し、「メシが食える大人」に育てることに注力しています。

「夕ご飯をお家で食べる中学受験」スクールFC | シグマTECH

そのようなミッションを掲げる花まるグループ内で、難関中学の受験を目指すためのコースがシグマTECHです。長時間の通塾・大量の宿題・徹底した競争主義・親の細かいサポートが必要…。このような学習環境は、もはや過当競争とまで言える状況です。シグマTECHは、「夕ご飯をお家で食べ、週2日の通塾で志望校に合格する」という新しい中学受験を提案しています。


中学受験、その先まで見据えたときに重要な親という存在

シグマTECHの特徴として「中学受験してよかった」と笑顔で言える「幸せな受験」の実現があります。時に狂気と呼ばれる受験、受験を通じて家族関係にヒビが入ってしまうというような声も耳にします。お子様の成長・幸せを実現するための受験において、それは本末転倒な状況とも言えます。

確かに中学受験はハイスピードカリキュラム・多くの宿題・競争原理の中で子どもはもちろん、保護者にも多くの負担があります。その中において「中学受験してよかった」と思えるためには「親」の存在が欠かせません。親、生徒自身、塾が三位一体となって受験に挑むことが重要です。

一例ですが、テストの成績です。例えば6年生の夏期講習明け9月模試の成績が悪かったとき。親御さんは「夏期講習あんなにやったのに…。」とか「9月なのに全然子どもが本気になってない!」などから、不安が爆発することがよくあります。しかし、夏期講習は全員が多くの時間塾で過ごすので、皆が必ず成績が上がるわけではありません。また6年生9月でも本気になっている子の方がずっと少ないのです。私たちは経験からそれを知っていますが、親御さんはパニックになるときがあります。事前に保護者会で話していても、我が子で実際に起こると強い不安に襲われます。マイナスな気持ちのまま子どもを叱責したり、急に問題集を買い与えて塾と異なる勉強を行ったりしてもなかなか学習効果が上がりません。保護者と素早くコミュニケーションを取り不安を受け止める。そして、子どもを尊重しながら、一緒に子どもが前向きに勉強できる環境を作っていくことが大切です。

もっと身近な例で言うと、「ノートの字が汚い」という悩みも、その子が授業を聞きながら要点を素早くまとめているならば、先にそのことを認めることが大切です。その視点が塾と保護者で共有できていなければ、子どもの成長よりも、目先の問題の方に目が向いてしまうこともあるでしょう。 

そういうコミュニケーションギャップを生まない、塾と保護者がしっかりとコミュニケーションを取るということが幸せな受験を実現するには必要です。 

ComiruがあったからスタートできたシグマTECH

「保護者コミュニケーション」と、常に多忙な塾の講師がコミュニケーションを行うための「業務効率化」がシグマTECHの価値の源泉となっています。現代風にいうとまさにDX(デジタルトランスフォーメーション)なのですが、その部分を担っているのがComiruです。シグマTECHの立ち上げ時から、Comiruを利用しているのですが、Comiruを使ってその価値の源泉を作れるということが明確になったことで、シグマTECHがスタートできたといっても過言ではありません。

現代のコミュニケーションツールとして最適なComiru

Comiruがない状態ですと、塾は保護者会・面談・電話で話すことでコミュニケーションをとるのですが、こまめに行うことは難しいです。最近は共働きの保護者も多く、電話だけだとはなかなかそのタイミングが合わないときもあるようです。Comiruでの連絡は、子どもが寝て落ち着いた22時以降にいただくことも多いのです(私たちはそれを翌営業日に返信します)。この時間帯には、本来は塾側として対応することが難しく、そもそも塾に何かを伝えるために「電話をかける」ということ自体にストレスを感じる保護者の方もいらっしゃるでしょう。

実際にComiruを使った連絡は深夜や早朝などを含めて都合の良い時にいただいていますし、電話をいただく場合と比べて心配事や不安点を早めにご連絡いただけています。また感染症対策としてのオンライン対応や、休講等の連絡もComiruを使って行いました。Comiruを使えば既読未読がわかるので、未読の保護者にのみ追加で連絡をするという対応ができたことも非常に助かりました。とはいっても9割が既読になっていたので、やはり連絡手段としてComiruが有効だとも同時に感じました。



​【お話をお伺いした方】
田口 賢司(たぐちけんじ)様

講師のプラットフォームとしてのComiru

大手進学塾での中学受験から大学受験までの指導経験、また中学受験専門個人指導教室での経験を持つ。「賢い塾の使い方」元主任相談員。開成、麻布、桜蔭、女子学院などの難関校から人気の高い中堅校まで幅広く多数の教え子を合格に導く。子どもが伸びるための深い洞察と温かい語り口から保護者に絶大な信頼を受ける。一貫して重視してきた子どもの力を認め、信じる理念から、2019 年よりシグマTECHの創設メンバーとして参画。

業務開始でPCを立ち上げると同時にComiruにログインをしています。そうするとそこには保護者からの連絡や、宿題の提出、過去の成績等全てが集約されていますから、全てがComiruで完結します。Comiruを利用していない塾でも勤務していましたが、その際は基本的にメールでのやり取りです。保護者や生徒が読んでいるかもわからないし、以前のその生徒や保護者とのやり取りを見るにも過去のメールを検索しなければなりません。Comiruなら生徒との連絡が全て生徒ごとに集約されているので、その点で教えることに集中できるというメリットを感じています。ただ電話と違い良くも悪くも、過去の記録が全て可視化されます。ですので曖昧な表現を避けたり、不確実なことは言わないという運用は徹底しています。

また難関校を受験するといってもまだ10歳前後の子どもです。やはり不安や緊張を大いに感じているはずなので、まめな声かけ等で安心感をもってもらえるようにしています。そのためというわけでもないのですが、Comiruから生徒の誕生日のお知らせが通知されるので、それをもとに生徒にバースデーメッセージを送るということも欠かしていません。 まめなコミュニケーションが信頼関係構築の鍵ですね。




オンラインと通塾のハイブリッド形式だからこその運用法

ハイブリッド型だからこその運用かもしれませんが、部分的には他塾様にも参考になるのではないかという仕組みとしてはComiruを活用したデジタルノートチェックがあります。通塾する回数は少なく、オンラインも活用するからこそ、そのオンラインの強みを徹底的に生かしています。

具体的には「指導報告書」機能を使い、宿題等をComiruで提出してもらい、それを事前に講師が見た上で次の授業に望むという形式をとっています。こうすることで、よりオフラインの対面授業の時間をより濃く使える仕組みを作っています。